退職時に会社の計らいで、退職者に対して「キャリア支援サービス」を無料で利用をさせてくれる制度がありました。
そこで私は「株式会社パソナ」の「独立・セカンドライフコース」をいうものを選択し、受講をしてみることにしましたので、どんな内容なのか簡単にレポートしていけたらと思います。
パソナの退職者向けサービス
選択できるコースは下記の2つです。
・転職・再就職コース
一般的な「転職サービス」。専任のコンサルがついて、カウンセリングや面接対策、求人の案内を行ってくれる総合サービス。
・独立・セカンドライフコース
「独立・起業」や「田舎・海外暮らし」を支援するコース。
専任コンサルが起業経験や専門知識をもとに「セカンドライフ」に向けての支援が受けられるサービス。
「独立・セカンドライフコース」なんてものがあるなんて、私も案内を受けるまで知りませんでした。
企業は「あの手この手」でお客様サービスを編み出すものですね 笑。
今回、私の「サイドFIRE」の挑戦としては、「まずは個人事業主で何とか稼がないか」を目標としているので「独立・セカンドライフコース」を選択してみました。
どんなことをアドバイスしてくれるのか興味津々です。
今後のスケジュールと流れ
下記の流れで進むようです。
①専任コンサルより「初回ガイダンス」の案内メール
メールにて「初回ガイダンス」の日程の案内を受けます。
②初回ガイダンス
ここで今後の流れや、このコースで受けられるサービスなどの説明を受けました。
③初回面談
専任コンサルと初対面です。オフラインで直接面談でも、オンラインでも両方可能です。
④「事業構想プラン」と「事業計画」を検討
本人の「やりたい事業」に応じてコンサルと一緒に事業計画のプランを立てていきます
⑤毎月の専任コンサルとの面談
上記のプランは一朝一夕で作れるものではないので、計画をしてはやっぱり修正して、の繰り返しを毎月専任のコンサルと行っていくようです。
「事業構想プラン」と「事業計画」のフォーマットは事前にメールにて渡され、本人がしっかりとプランを練れているようであれば、初回の面談時に提出し一緒に検討するたたき台にするとのこと。
私の場合は「ノープラン」だったので、そういう時はそのまま正直にノープランで面談を受けても良いとのことです。
初回ガイダンス
ざっくりこんな感じの内容の説明を受けました。
コロナ禍なので、Zoomでのリモートガイダンスでした。
・担当のコンサルと「月１回の面談」あり
・年4回「シーズクラブ」と呼ばれる年4回の起業家同士の交流会あり
現在はオフラインで実施。各ブースに分かれて情報交換も可能
・毎月の「セミナー」
HP作成セミナー、財務会計セミナー、など
①決意を固める
↓
②ビジネスプランを考える
↓
③起業の形態を考える
↓
④事業計画/資金計画書としてまとめる
↓
⑤営業に向けた準備、開業手続きを行う
初回面談
ガイダンスの後、専任コンサルからメールで「初回面談日」を決めます。
私はちょっと会って話をしてみたかったので「オフライン」での面談を希望しました。
自分の専任のコンサルの方がどんな方なのか、ちょっと興味があったので、最初は実際に会ってみることにしてみました。
想像では30～40代のちょっと押しの強めな感じの人のイメージでしたが、全然そんなことはなく60代の柔和な話のし易い方でした。
ある程度の企業で長年営業をされていて、話し方もアドバイスの仕方も含めて、とても安心感のある信頼のおけそうな方でホッとしました。
「転職業界といえばやり手の営業マン」という私の勝手なイメージ先行でした 笑。
・当然だが、まずは自分自身で「やりたいこと」を決める（最重要）
・もし「やりたいこと」に対して自分のスキル・経験がないのであれば、一度その業界に転職してスキルや経験を得てから独立した方が、回り道のようだが良いと思う
・最近のサラリーマンからの「独立」だとやはりこれまでの経験やネットワークを活かして「コンサル業」を開業する人が多い模様
・あとは昨今の「社会課題」例えば「高齢化」「農家の跡取り問題」「地方の過疎化」などを、少しでも解決できるような起業は人の為になるし、本人のやりがいもある
・起業家同士の横のつながりも大切。興味があるのであれば「東京創業ステーション」など、個人で起業を目指す人を支援する団体もある。無料で受けられるサービスも多数ある
・パソナでやっている「HP作成セミナー」や「財務会計セミナー」も興味があるなら、次回のセミナーにすぐにエントリー可能
ざっくり書きましたが、上記のようなお話（アドバイス）をいただけました！
全部おっしゃるとおりです。
当たり前ですが、まずは「何をしたいか」を明確にしないとですね・・・。
感想
ガイダンスと初回面談を受けてみた感想としては、「親切丁寧で思っていたより、こちらの考えや状況に合わせてくれて一緒に考えてくれるものなんだな」と感じました。
ただ、このパソナのサービス自体、元の会社の「退職者に対する支援」という形で、私自身は一切お金は払っていないです（その分、退職金が減らされてるかもしれませんが 笑）。
このコース受講の費用が1人当たりどれくらいなのかによって、「サービスレベルが高い」のか「低い」のか判断が分かれるところですが、そこまで高額でないのであれば、ある程度の価値はあるのかな、と思います。
ただ、パソナ側からのアドバイスや支援よりも、「自分の考えを人に話す」ということ自体が「自分の考えを改めて考える機会」となるので良いと思います。
専任コンサルに思いついた「やってみたいこと」を１つ１つ説明すると、おそらく足りてない部分や、考えが甘い部分が明確になると思うので、そういった活用方法としては良いと思います。
ただ、それであれば誰か信頼のおける年上の知り合いに相談、とかでも良いかもしれないですけど 笑。
以上、初回ガイダンスと面談を受けてみてのレポートでした。
脱サラ検討中の方に「そんなサービスもあるんだなー」くらいの情報共有ができていれば何よりです。
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