退職後のメンタルと今後

≪雑記≫

退職前に思っていたこと

私は20年間務めた会社を22年4月末最終出社、5月からは有給消化、5月末で正式に退職 という流れを取りました。
サイドFIREの挑戦のために会社を辞め、何かに縛られずに生きてみたい、と本気で思って覚悟を決めて退職届を出しました。

会社の仕事はそこまで嫌いではなく、やりがいもありましたが、とにかく忙しくて自分の時間はなかなか取れない環境でした。

20年間、仕事内容は変わったとしても、どうしても会社から与えられた目標を淡々とこなしていっている感覚があり、ちょっとこれ以上は辛いな、と感じてました。

ある程度の軍資金も貯蓄でき、生まれたばかりの子供の育児にももっと参加したかったので、タイミング的には「ここだ!」と思って退職しました。

退職を決意してから最終出社日までは、朝会社へ行く途中「退職したらこの景色も違って見えるんだろうな」「毎日が晴々した気持ちで過ごせるだろうな」と空想してました。

毎日会社に行かなくて済むし、自分のやりたいことに集中して時間を使えるし・・・とワクワクしてました。

しかし、実際に有給消化に入ってからの1ヶ月間は「意外と地獄」でした・・・

会社に行かなくなって感じたこと

5月中は有給消化中とはいえ、6月から「無職」なので収入がなくなります。
しかし、日々生きていくうえではいろいろな物・サービスを購入して生きています。

全てわかっていて、そのために貯めてきた「生活防衛資金」ですが、実際に1か月かけてスルスルと金額が目減りしていくのは精神的にけっこう辛いことが分かりました・・・。

細かい性格なので、日々の出費が気になってしまうと余計にいろいろとチェックしてしまいます。
節約を心がけようとしますが嫁との意見の食い違いもありますし、よく言われる「定年退職して急に旦那が毎日家にいるようになると夫婦が不仲になる」っていう感覚も実際に体験できました。

確かに、急に生活スタイルが変わると、夫婦ともに新しい生活に慣れるまでは、ちょっとギクシャクするのは当たり前ですね。

あと、これは私自身が悪いのですが、一般的にはサイドFIRE後の収入源は、ある程度確保してからサイドFIREに踏み切ると思います。

ただ、私の場合は会社での仕事内容の切り替えタイミングがちょうど良かったこと、早期退職制度が今回のタイミングでしか使えなかったことと、とにかく早く育児に腰を据えて取り組みたかったこともあり、FIRE後の収入源は後から何とかしよう、と先に退職を決断してしまいました。

その分、一般的な生活防衛資金よりは多めに準備して、その期間に何とかしていく作戦です。

このこと自体は熟慮の上決断したので覚悟はしていたのですが、実際にその立場になってみるとかなりの「焦燥感」です。

ブログ、アフィリエイト、せどり、Uber Eats配達員、などなど・・・個人で出来そうなことはなんでもやってみようと思ってます。

ですが、どれもこれも初めてやることばかりなので、お金になるまでには当然時間がかかります。
1つ1つ学びながら進めてますが、なかなか前に進んでいかないことにも日々苛立ちが募ります。

運悪く、有給消化に入るとともに足を痛めてしまい、普通に歩くのもちょっと痛くて病院にも通うようになり、現在も通院中です。

そういった体調不良も、今後の生活を不安にさせる要因としては意外と大きな精神的ダメージがあり「本当に会社を辞めてよかったのか?」「会社にいないと何もできない人間なのではないのか?」という疑念がすぐに頭をもたげてくるようになります・・・。

気持ちが一度このモードになってしまうと、自身で気持ちを前向きにさせていくのには、結構時間がかかりました。

現在の心境

5月末で正式に退職となり、6月に入ってからは完全な「無職の人」になりました。朝から晩まで「自由」ではありますが、退職前に空想していたような「晴々とした気持ち」には全然なりませんでした 笑。

ただ、この1ヶ月で「不安」「焦燥感」「後悔」などの負の感情は、ある程度出し切ったかな、という感覚はあります。
ここまでくると「決断しちゃったんだし、とにかく今はやるしかない!」とようやく本当の覚悟ができた感じです。

気持ちを前向きに保つ秘訣は1つだけで「焦らず1日1日、出来ることを出来る範囲で全力でやる」ことだけでした。
自分がやった日々のことを記録していき、少しずつでも前に進んでいるということを実感させていくと、この妙な「焦燥感」を少しずつ抑えられました。

あと、足を痛める前にUber Eatsに配達員として登録しおり、1日稼働してみました。
1時間半で2件配達し「910円」。

時給にしたら「今すぐやめた方が良いレベル」ですが、たかが910円でも会社以外でお金を稼げた、ということがちょっとだけ嬉しくて、気分を落ち着かせるのに役立ちました。

Uber Eatsでこんな気持ちになるとは全く予想をしてなかったので、人間の気持ちは実際に体験してみないと分からないものですね 笑。

これからについて

今後、離職票が届き次第ハローワークにも行って、活動をしながら最大で5か月間、雇用保険をいただく予定です。

第1優先は「個人事業主として稼いでサイドFIRE」ですが、個人で稼ぐのが難しい場合には、またサラリーマンとして働いていくつもりです。

  1. 個人で稼げるスキルを磨き、個人事業主としてやっていけそうか自身で判断する
  2. 同時進行でハローワーク等で就職活動は進め、上記が難しい場合は就職する

本来「絶対に個人で稼ぐ!」という強い覚悟を持ち、「滑り止め」のような就活はしない方が男らしい挑戦ですし、成功率も高まりそうです。

ですが、私一人ではなく家族もいる身としては、リスクヘッジとしての選択肢は持ったうえで挑戦をしたいと思ってます。そうしないと「不安」に押しつぶされて1歩も進めなくなっても困りますし 笑。

ここまで読んでいただいた皆様の中には「先々を決めずに会社だけ辞めて、家族を無駄にリスクに晒してダメなやつだな~」って思った方も多いと思います。
おっしゃるとおりだと思います。私自身、自分自身をそう思ってしまうことが多々あります。

ただ、まずは「捨てる」ことで「得られる」物もあるとも思ってます。今回、退職してみて感じた一連の感情体験も、私にとっては得られた物の1つです。

経済的な効率だけでいえば、会社に残って働いている方が圧倒的に良かったと思います。

しかし、会社を辞めてサイドFIREという生き方をしてみたい、と一度思ってしまった私が、その思いを抱えたまま定年退職の時に「なんであの時決断できなかったんだ・・・」と悔やんで一生を終えるのだけはしたくないと思って飛び出しました。

会社を辞めるタイミングが仮に誤りだったとしても、それはもう「過去」の出来事であり、戻ることはできません。

まずはこの一生に一度の「挑戦」を楽しんでいけるように、焦らず1歩1歩前に進んでいきたいと思います!

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