サイドFIRE出口戦略 高配当ETF

FIREやサイドFIREの「出口戦略」は最も難しいように思っております。
お金を貯める&投資で殖やす、は分かり易くイメージ出来るのですが「資産を枯渇しないように運用しながら不労所得を得る」というのはこれまで経験がないことなので、「やり方」「メンタル面」でも未知の領域です。

そこで「株については素人の知識レベルでもサイドFIREしたい!」という私の願望を叶えてくれる力強い味方が「高配当ETF」です。配当金の額や今後成長を見込める可能性の上でも「米国高配当ETF」で運用をしていく予定です。

ETFとは?

ETFとはExchange Traded Fund の略で、日本語では「上場投資信託」となります。簡単に言うと下記のような特徴を持ってます。

  • 例えば、S&P500などの指数に連動するように設計され、1つのETFで「複数の銘柄」に投資するのと同じ分散投資の効果が得られる
  • 連動する指数に合わせて、例えば「年に2回」など、自動&定期的に「銘柄の入れ替え」をしてくれる
  • 投資信託も上記のような機能はあるが、ETF自体が「上場」している(投資信託は「非上場」)のでリアルタイムに購入が可能

当然「手数料」はかかりますが、ネット証券で代表的な米国高配当ETFを運用する際には「年間0.06%~0.08%」程度とかなり少ない手数料で運用可能です。指数に連動するように自動で銘柄の入れ替えもしてくれてこの手数料であれば、素人個人投資家には有難い限りです。

4%ルール運用と高配当ETF

1つ前の記事「FIREの基本『4%ルール』と日本での活用」でもご紹介のとおり、FIREといえば「4%ルール」というくらい基本的な出口戦略ですが、「自身の手でせっかく貯めた資産を取り崩していく」というところにメンタル的なハードルの高さはあります。また、下落相場が来たときに本当に取り崩しができるのか?という懸念点もあります。高配当ETFであれば下落相場でも自動で分配金が入りますので、そのあたりはメンタル的には助かると思います。

「4%ルール」と「高配当ETF」のメリット、デメリットを比較してみます。

 メリットデメリット
4%ルール税金面で安くすむ
・トータルリターンでは上回る
・取り崩しに心理的ハードルがある
(特に下落相場では)
高配当ETF自動で分配金が入るので精神的負担が少ない
(特に下落相場では)
・無駄に税金がとられる

4%ルールの場合、取り崩す資産のうち「運用益」が少なければ少ないほど、税金はかかりません。しかし、分配金は「分配金として入る金額はすべて利益」とみなされ課税対象となります。
そのあたりの「税金面」と、そもそも高配当ETFよりはS&P500などの指数連動の「分配金再投資型の投資信託」の方がトータルリターンが高いため、長期で運用した場合の「トータルで使える&殖えるお金」は4%ルールでの投資信託が方が多くなります。

しかし、サイドFIRE中に「長めの下落相場」があった場合、下落し続ける資産を自ら取り崩す行為は考えただけでも「精神的負担」が大きいことが分かります。
精神面だけでなく、FIRE開始直後に下落相場が来た場合、下がっている資産を取り崩すと「資産の枯渇リスク」が圧倒的に高まってしまいます。

実際にやってみて、その場になってみないと自分自身が「どのように感じるか」は分かりませんので、私としては「両方」投資をやっておいて、実際に経験を積むことが大切かと思ってます。

米国高配当ETF 投資候補

では実際にどのETFに投資をするのか?というところですが、ビビりの私はとにかく「将来的にできる限り資産が増えている方が嬉しい」と考えるタイプです。

ですので、いわゆる「御三家ETF」である「VYM」「HDV」「SPYD」を中心に投資しようと思ってます。この3つは「カバードコール」などを使用した「超高配当ETF」の「QYLD」や「XYLD」などのような「10%」を超えるような分配金利回りはないですが、過去10年の株価推移を見ても「長期で見れば今後も右肩上がり」が期待できるETFです。
ただ「いま買ってよいのか・・・」という全ての個人投資家が悩ませる「単純」かつ「答えの見えない」問題に日々頭を悩ませてます。

ここで「御三家ETF」の簡単な比較をしてみます。

 VYMHDVSPYD
運営会社ヴァンガードブラックロックステート・ストリート
設定年月2006年11月2011年3月2015年10月
資産総額(ドル)512億ドル72億ドル50億ドル
組入銘柄数410銘柄75銘柄80銘柄
ベンチマークFTSE ハイディビデンド・
イールド・インデックス
モーニングスター配当
フォーカス指数
S&P 500高配当指数
組入銘柄
上位セクター
金融
生活必需品
ヘルスケア
エネルギー
生活必需品
ヘルスケア
不動産
一般消費財・サービス
公益事業
経費率0.06%0.08%0.07%
分配金利回り2.81%3.13%3.53%
※分配利回りなど、情報は22/6/3時点調査のものです

2年ほど前(2019年頃)はだいたい「VYM:3.5%」「HDV:3.8%」「SPYD:5%」くらいの分配金利回りでしたが昨今の下落相場により、現状では上記表のようにちょっと分配金が「おいしくない」状態です。

このあたりを気にして「買い」に踏み切れないあたりが「素人」たる所以なのだと自分でも思います 笑。どうしても「もう少ししたら株価はもっと下がるのでは?」と期待をしてしまいます・・・。

ただ、このまま指をくわえて見ているだけでは、いつまで経っても投資できないので「2~3日大きめに下がったら都度購入」の自分ルールで少しずつ買い向かいます!

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