今更聞けない社会保険の基本

≪社会保険/税金≫

先日までサラリーマンだった私は、「社会保険(医療保険、介護保険、年金保険)」や「税金(所得税、住民税)」などについて「無頓着」でした・・・。

正直、「天引きされるだけだし、気にしても仕方ないよね」という感覚です。
私だけではなく、多くのサラリーマンの方々は同じような感覚の方は多いのではないでしょうか?(それとも私だけか・・・!?)

会社を退職し、サイドFIREして個人で細々と稼いで生きていけないのか?と考えた時に初めて「社会保険」「税金」の金額の重さに愕然としました・・・。

サラリーマンを辞めるとさらに負担が増えるものも多く、それらと「上手く」付き合っていくにはちゃんと知識が必要だと思い、そこから本やネットで勉強しました。

サラリーマンと個人事業主の違いを中心に「今更人には聞けない」ような基本的な事項をまとめてみました(少なくとも私は分かってなかったです・・・)。

今回は「社会保険編」です。次回「税金編」も記載予定です。

社会保険

社会保険とは・・・「病気や老後などに備える公的な保障」です。
実際に「支払い」が発生するのは主に「医療保険」「介護保険」「年金保険」の3つです。
まずは「医療保険」から。

医療保険

サラリーマンは「健康保険」、個人事業主は「国民健康保険」となります。
なぜこんな「違いが分かりづらい」名前にしたのかは謎ですが、「健保(ケンポ)」「国保(コクホ)」などと略されることも多いです。

※本当は公務員は「共済組合」、船員は「船員保険」などもあるのですが、簡易化するために一旦「健康保険」「国民健康保険」のみについて記載します。

 サラリーマン個人事業主
医療保険名健康保険国民健康保険
保険料の負担会社が半分負担全額自分負担
加入手続き会社が手続き各市町村で自分で
納付手続き給与より天引き各市町村からの
納付書に従い自分で
扶養制度あり
扶養の配偶者や子は保険料0円
なし
配偶者や子の分も
保険料がかかる
出産手当金あり(標準報酬月額の3分の2が支給)なし
出産育児一時金あり(42万円)あり(42万円)
産休中の保険料免除制度免除されるなし
育休中の保険料免除制度免除されるなし
傷病手当金ありなし
その他備考任意継続制度あり(退職後2年間)保険料の軽減制度あり

医療費の負担は、ともに「自己負担3割」で同じですが、圧倒的に優遇されてるのがサラリーマンの「健康保険」です。
会社が半分負担してくれ、さらに自動で処理をしてくれて、なんと扶養にした配偶者や子供の保険料は「0円」・・・。

どう考えても「国民の皆さんは、ぜひサラリーマンになってください!」という国からの強いメッセージを感じてしまいます・・・。

介護保険

介護保険は40歳以上の国民が「義務」として加入します。

  • 40歳から保険料支払い開始 64歳まで支払う
  • 加入している「健康保険/国民健康保険」と「一緒に」徴収される
  • 65歳以上の被保険者は、原則として年金から天引きで市区町村が徴収
  • 個別の保険料の決め方には各健康保険組合によって違いがある

上記が介護保険の概要で、「健康保険」と一緒に徴収されるので、正直「健康保険のオプション」くらいの感覚です。

徴収額の「イメージ」として、仮に「国民健康保険」加入者で年収が「500万」だとすると下記のような感じです。※お住まいの市区町村によって異なりますのであくまでイメージとして。

・医療保険料:年間 約48万円
・介護保険料:年間 約11万円
・合計 :年間 約59万円

年金保険

いわゆる「年金」です。こちらもサラリーマンと個人事業主の違いを中心に記載します。

 サラリーマン個人事業主
年金名厚生年金国民年金
保険料の負担会社が半分負担全額自分負担
加入手続き会社が手続き各市町村で自分で
納付手続き給与より天引き各市町村からの
納付書に従い自分で
扶養制度あり
扶養の配偶者や子は保険料0円
なし
配偶者や子の分も
保険料がかかる

ポイントは下記になります。

  • 20~60歳 国民全員が加入。65歳から受給可能
    ※60~70歳の間での「繰り上げ/繰り下げ受給」あり
  • 「国民年金」保険料は一律:月額16,590円 ※令和4年度(令和4年4月~令和5年3月まで)
  • 「厚生年金」は「国民年金」+「厚生年金」の「2階建て」なので受給時の受取額は多い

こちらも健康保険に続き、圧倒的にサラリーマンが優遇されてます・・・。
平成30年度の「平均年金受給月額」は下記のとおりです。

・サラリーマンの厚生年金:平均 約14万2467円
・個人事業主の国民年金:平均 約5万5809円

今すぐサラリーマンに戻りたくなるくらいの差ですね 笑。

まとめ

まずはどんな保険があるのか、という基本的な部分のみ記載してみました。
「医療保険」「介護保険(40歳以降)」と「年金」は3つ足すと、退職後の支出として大きな金額を占めます。

私自身これからも学んで、より無駄のないように(出来る限り支払は安くしたいですよね・・・)保険料を納めていきたいと思います!

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